Concussion(脳震盪)とスポーツ

少し前ですが平成が終わり令和となりましたね!

自分が生まれ、そして育った時代が終わったということに、

どこか寂しさを感じております私だびでです。

 

しかし振り返れば僕は平成の時代はずっと学生をやってたようなものなので、

令和という時代からキャリアを積んでいけるのは区切りが良くてよいのかな…

 

さらに私事ですが、今月から社会人アメフトチームを担当することとなりました。

少し前に悪質タックルなどでニュースになり、悪い意味で世間の認知度を

急上昇させることに成功したあのスポーツ…です。

しかしながら細かくどんな競技かまで知る人は極少数でしょう。

まあ一言でいえば、とにかくタフなスポーツです。

そして当然ながら怪我の発生率が恐ろしく高いです。

 

骨が折れたり外れたり、はたまた血が出たり…

こういった目に見える外傷などは確かに恐ろしいです。

ですが目に見える分、処置を素早く行うことができます。

 

一方で素早く怪我の状況を把握することが難しくかつ処置が難しい怪我があります。

それは体の内部すなわち内臓にダメージを負っているケースです。

 

この内臓の怪我、正直もう疑いがあればすぐさま病院へ送る以外

私ができることはございません。

心臓が止まってるとかであれば人工呼吸や心臓マッサージはしますけどね…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さて本題はここから

 

 

タイトルにある脳震盪…英語だとConcussionというのですが、

これ…非常に厄介です

大抵場合はすぐに何らかの症状が出るので細かな判別作業をするまでもないのですが、

場合によっては少し時間をおかないと症状が現れないのです。

 

精密検査をすればどこにダメージが入りどの程度、脳の機能に影響がでているのか

ある程度はわかります…しかしも問題は試合中です。

 

接触プレイなどで脳震盪が疑われた選手へは私のようなATやドクターの方が

選手へ質問をしたり、その他さまざまな方法で判別作業をするのですが、

試合から離れたくない選手はこの段階で多少のウソをついてしまったりするわけです。

もちろんこちらの質問を理解し、ウソをつけるほどには頭は回っているわけですが、

少しのパフォーマンスの低下が大事故につながりかねないスポーツなので、

ベストの状態でない選手は出すわけにはいかないのです。

 

アメリカではConcussionを起こした選手は症状が完全になくなったと判断されるまで

試合はおろか練習にも参加はできません。

症状がなくなった後でさえ最初の内は軽いランニングなどだけで、

段階的に練習に参加させていくいった徹底ぶりです。

 

脳にダメージをおった状態で再度ダメージを受ける

もちろん競技パフォーマンスが落ち続けることは言うまでもありませんが、

これを繰り返すと将来的に恐ろしい後遺症に悩まされる可能性が出てきます。

なのでこれからこれを読んでくださった方で、将来頭などを打った後、

以下に記載するような症状を覚えた場合直ちに練習もしくは試合を離れ、

医師の判断を仰ぐことをお勧めいたします。

・頭痛

・めまい

・耳鳴り

・平衡感覚障害

・複視

・霧の中にいるような感覚

・吐き気

・記憶障害

あげだしたらキリがありません…

しかしこんな感じでなにか異常が見られた場合は自分の体を守るため

必要な行動をとってください!!

 

多くのアメリカンフットボール選手がこの後遺症に苦しめられてきました。

主な理由としてアメフトのプロリーグNFLがこのConcussionと後遺症の関係を

近年まで否定し続けていたことに関係があるのですが…

それはまたいつかお話いたしましょう…